コラム

淡路島で「海が見える家」はいくらから買えるのか|278万円の高台物件から考える

更新 2026.08.28 気まぐれ担当 よしこ 読了 5分

「海が見える」には段階があります。180度見渡せるのか、窓から少し覗くのか、見えないが歩いて行けるのか。岩屋の高台で278万円だった4K戸建てを例に、価格が何で決まるのか、高台と海沿いのどちらが住みやすいのかを書きました。

「海が見える家に住みたい」——淡路島でお受けするご相談で、いちばん多い言葉です。

ただ「海が見える」の中身は、物件によってまるで違います。そして値段も、びっくりするくらい違います。かつて岩屋の高台で278万円だった物件を例に、この差がどこから来るのかを書いてみます♪

岩屋の高台のバルコニーから。手前に家並み、その先が海です
岩屋の高台のバルコニーから。手前に家並み、その先が海です

先に結論

  • 「海が見える」には段階があります。180度見渡せるのか、窓から少し覗くのか
  • 値段を分けるのは眺望そのものより、建物の状態・接道・車を置けるかです
  • 高台は塩害が軽く、災害時にも強い。海沿いより住むには向いていることが多いです

278万円の家が、なぜその値段だったか

2025年に岩屋の高台でお預かりした4Kの戸建ては、278万円でした。すでにご成約済みですが、価格の作られ方がよく分かる例なので残しておきます。

高台に建っていた4Kの戸建て。手前の擁壁の上が敷地です
高台に建っていた4Kの戸建て。手前の擁壁の上が敷地です

2階のバルコニーからは180度のオーシャンビュー。明石海峡大橋も、二、三歩進んだ先に見えました。淡路島の旬が一年中味わえるタコステまで徒歩5分

2階の和室。欄間と大黒柱の模様が凝っていました
2階の和室。欄間と大黒柱の模様が凝っていました
一階の和室。天井が高く、収納も十分
一階の和室。天井が高く、収納も十分
もう一室。窓が大きく、光がよく入りました
もう一室。窓が大きく、光がよく入りました
水回り。ここは手を入れる前提でした
水回り。ここは手を入れる前提でした
間取り図。4Kに、眺望の良いバルコニーが付く構成でした
間取り図。4Kに、眺望の良いバルコニーが付く構成でした

ではなぜ278万円だったのか。眺望が安いからではありません。建物にリノベーションが要る状態だったこと、そして高台ゆえに車の取り回しに制約があったこと。この2つが価格を作っています。

逆に言えば、眺望にはほとんど値段が乗っていません。ここが淡路島の面白いところで、都市部のタワーマンションのように「眺望プレミアム」を取る文化がありません。手を入れる覚悟がある方にとっては、これがそのまま利益になります♪

「海が見える」の3段階

1. 180度のオーシャンビュー(高台・遮るものなし)

いちばん強いのがこれです。ただし数は少なく、坂道が付いてきます。車の取り回しと、荷物を運び上げる日常を許容できるかが分かれ目になります。

2. 窓・バルコニーから海が見える

いちばん現実的で、数も多いのがここです。家のどこか一箇所から海が見える。生活動線は普通の家と変わらず、それでいて毎日海が目に入ります。ご案内していて、最終的にこの層を選ばれる方が多いです。

3. 海が近い(見えないが、歩いて行ける)

見るための海か、使うための海か。釣りやマリンスポーツが目的なら、見えることより歩いて行けることのほうが効きます。そして価格は、こちらのほうが確実に抑えられます。

高台をおすすめする、実務的な理由

  • 塩害が軽い。海沿いは金物も車も家電も傷みます。少し離れるだけでまったく違います
  • 災害時に強い。淡路島は津波の想定がある地域です。高台は単純に安心です
  • 眺望が抜けやすい。前に建物が建つリスクが低く、買ったときの景色が残ります

その代わり、坂です。いま元気でも、20年後に同じように上れるか——ここは必ずお伝えするようにしています m(_ _)m

いま出ている、海が見える物件

高台・ログハウス戸建 淡路市岩屋 明石海峡大橋を一望する155坪のログハウス
土地 / 淡路島 / 中古戸建
淡路市岩屋 明石海峡大橋を一望する155坪のログハウス
この物件をくわしく見てみる

岩屋の高台で、海を見下ろすログハウス戸建てです。

野島江崎・オーシャンビュー 淡路市野島江崎 海が見える高台の、潔い2部屋
土地 / 淡路島 / 中古戸建
淡路市野島江崎 海が見える高台の、潔い2部屋
この物件をくわしく見てみる

野島江崎の高台。1階の窓からも2階からも海が見えます。

オーシャンビューの土地 淡路市斗ノ内 西海岸を見晴らす779坪の高台
土地 / 淡路島
淡路市斗ノ内 西海岸を見晴らす779坪の高台
この物件をくわしく見てみる

建てるところから考えたい方に。淡路市斗の内の土地です。

よくいただくご質問

海が見える家は、いくらくらいからありますか?

建物の状態次第で、数百万円台からあります。この記事の278万円のように、リノベーション前提なら手が届く価格帯のものが出ます。逆に「そのまま住める・車も置ける・眺望も良い」を全部満たすと、一気に上がります。どれを諦めるかを先に決めておくと、探しやすくなります。

塩害はどのくらい気にすべきですか?

海が見える距離なら、程度の差はあれ必ずあります。効いてくるのは、金物・エアコンの室外機・車・洗濯物です。対策としては、風上側に開口を作らない、室外機にカバーをする、ベランダを山側に振る、といった工夫があります。実際にベランダを山側に付けていた岩屋の家もありました。

高台の物件は、車が入れますか?

物件によります。家の前まで入れるもの、少し歩くもの、階段を上がるものがあります。淡路島の高台は、ここがいちばん大きな差になります。写真では絶対に分からないので、現地で実際に車を付けてみるのがいちばん確実です。ご案内のときは、そこまでやります。

眺望が将来ふさがれる心配はありませんか?

前面の土地に建築の可能性があるかどうかで変わります。用途地域、高さ制限、その土地が売り物かどうかを調べればある程度は読めます。ご検討中の物件があれば、周辺の状況を調べてお伝えします♪

「海が見える」を、一緒に定義しませんか

ご相談のときに「どういう海の見え方が欲しいですか」と聞くと、たいてい少し考え込まれます。朝の海か、夕方の海か。部屋から見たいのか、外に出て見たいのか。毎日見たいのか、週末だけでいいのか。

ここがはっきりすると、候補が一気に絞れて、予算も現実的になります。決まっていなくて構いません。いくつか一緒に見に行けば、たいてい分かります m(_ _)m

気になる!と思われたら是非♪淡路島の未公開物件もあわせてご案内できます。

島の物件と暮らしを、こちらでも発信しています♪

淡路島のこんな記事も♪