コラム

淡路島で「直しながら住む」家を買う|値段が下がる3つの理由と、見ておくところ

気まぐれ担当 よしこ 読了 5分

淡路島には、直せば住める家がまだ残っています。値段は数百万円から。ただ「安いから買う」と、あとで詰みます。

不動産屋として正直に書くと、築古の家が安いのには、だいたい3つしか理由がありません。傷みか、道の狭さか、接道です。どれも直す前提の方には減点になりにくいものばかりで、逆に言えば、そこを理解して買える人にだけ価格が開いています♪

現地で見てきた物件を扱っている側から、見ておくところをまとめます m(_ _)m

値段が下がる理由は、だいたい3つ

1. 傷み

いちばん分かりやすい理由です。ただ、傷みは場所によって重さがまったく違います。

怖いのは水回りと屋根です。給排水の入れ替えと屋根の葺き替えは、どちらも自分でやりきるのが難しく、外注すると金額が読みにくい。逆に構造と建具は生きていることが多い。柱や梁は、雨が入っていなければ100年でも保ちます。

2. 道の狭さ

家の前まで車が入らない物件があります。淡路島の古い集落は、車の前提がない時代に道ができているので、めずらしくありません。

これは業者に頼むほど不利になります。資材をどこかに降ろして人手で運ぶぶん、施工費が上がる。自分で少しずつ運べる方には、この減点がほとんど効きません。時間で払える人だけが得をする、という構造です。

3. 接道

建築基準法の道路に敷地が接していないと、建て替えができません(再建築不可)。今ある建物を直して住むぶんには問題ありませんが、将来「建て替えて子どもに」は選べなくなります。ローンも通りにくい。

安い物件でここに当たることは多いので、必ず先に確認してください。うちは物件ページに書いています。

淡路島ならではの、いいところ

焼杉は、思っているより強い

淡路島の古い家の外壁によく使われている黒い板、あれは焼杉です。杉板の表面を焼いて炭化させたもので、潮風にも虫にも強い。海沿いの島で百年もっている家があるのは、これのおかげでもあります。

永久ではなく、数十年で張り替えが要ります。ただ島内に焼杉を扱える職人さんがいます。直せる人が近くにいるというのは、古い家を持つうえでかなり大きい条件です。

瓦も同じです

瓦葺きの家が多く、淡路瓦の産地でもあります。割れた数枚を差し替えるくらいなら、頼めば来てもらえます。

「材料と職人が島内で完結する」——これが淡路島で古い家を持ついちばんの強みだと思っています♪

買う前に見ておく5つ

  1. 雨が入った跡がないか。 天井のシミ、畳の沈み。構造が生きているかはここで大体わかります
  2. 水回りをどこまでやるか。 全部やり替えるのか、使いながら直すのかで予算が変わります
  3. 車がどこまで入るか。 資材と、住んでからの生活の両方に効きます
  4. 接道と再建築の可否
  5. 農地が付いていないか。 畑付きは魅力ですが、農地は転用の手続きが別に要ります

いま出ている、直して住む家

「DIY・リノベ向き」の物件一覧に、そういう物件をまとめています。在庫が入れ替わると一覧も入れ替わるので、こちらを見ていただくのが確実です♪

そのままでは住めない家、直しながら住む家です。成約済みのものも残していますので、どのくらいの家がいくらで動いているかの目安にしてください。

この記事の物件 洲本市物部 縁側と庭のある築85年の平屋、5LDK・150万円
淡路島 / 中古戸建
洲本市物部 縁側と庭のある築85年の平屋、5LDK・150万円
この物件をくわしく見てみる

いちばん分かりやすいのは、洲本市物部の築85年・150万円の平屋です。1941年築の木造瓦葺、5LDK、縁側と庭付き。安いのは、家の前まで車が入らないからです。それも含めて物件ページに全部書いています m(_ _)m

よくいただくご質問

どこまで自分でやれますか?

内装(床、壁、建具)は、時間さえあればかなりの部分が自分でできます。電気工事は資格が要ります(第二種電気工事士)。給排水とガスも有資格者の範囲です。屋根は高所作業なので、ご自身でやるかどうかは慎重に判断してください。

直すのにいくらかかりますか?

家と、どこまでやるかで変わるので、金額を先に言うことはできません。ただ水回りを全部やり替えるかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。現地をご案内するときに、どこから手を付けるとよさそうかは一緒に見られます。

再建築不可でも買っていいですか?

「住むために買う」なら選択肢に入ります。「資産として持つ」「建て替える」なら向きません。ローンが使いにくい点も含めて、現金でいくらまで出せるかで判断が変わります。

農地が付いている物件はどうなりますか?

畑や田んぼが付いている場合、農地のまま使うのか、転用するのかで手続きが変わります。転用には許可が要り、条件も地域で違います。物件ごとにご説明します。

職人さんは紹介してもらえますか?

島内の方をご紹介できます。焼杉、瓦、大工それぞれいます。「全部お願いしたい」でも「難しいところだけ」でも大丈夫です。

まずは見に来てください

写真では、傷みの度合いも道の狭さも伝わりません。15分歩けば、直せそうかどうかは大体わかります。

淡路営業所は岩屋にあります。ご案内のついでに、島の職人さんの話もできます。ご連絡をお待ちしています m(_ _)m

気になる!と思われたら是非♪淡路島の未公開物件もあわせてご案内できます。

島の物件と暮らしを、こちらでも発信しています♪

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